コンデンの夢日記

見た夢をひたすら思い出せるだけ記して行く

夢の話(57)石造りのエレベータ

どこかの古いビルで、エレベータに乗って地下へ行こうとしている。地下へ行く人は殆どいないのであるが、ドアが閉まる直前に、誰か二人、乗って来た。
どうせ上へ行く人たちなのだろうと、開のボタンも押さずにいたが、無理に乗って来た。逆方向の地下に行くので、どう反応するのか見ていると、「何だ下行きかよ」と言うような文句など言わず、そのまま地下で降りた。

エレベータの壁は石造りの遺跡みたいである。地下に着くと行先ボタンが突然、変わっている。ボタンの数が減っていて特定の階にしか行けない。
これから再度、上の階に行きたいのだが、ボタンがない。後から乗り込んで来た二人組も困っている。
とりあえず、適当に押すと、エレベータは横方向へ猛然と動き出した。水平方向へ突然、動き出すエレベータは、昔見た夢そのものだ。
ただ、昔の夢のように空中を走るのではなく、何か、レールの上を新しい鉄道システムのごとく、滑っている。途中で適当に折れたりしてそのたびに大きな加速度を感じた。
しばらく行くと、どこか終点で止まった。華やかな、古い、町である。遊園地のようなところで、お店がたくさんある。
一旦降りることにする。
ふと見ると、知らない女の子がびくびくしながら付いてくる。いつの間に乗ったのだろう。
迷惑をかけてしまったようなので、本部-何の本部なのか全く分からないがーに連絡して支持を仰ぐと、お詫びになにか土産を買ってやれ、とのこと。
お店で、何か刺繡のステッカーを買ってやる。好きな文字を入れられるというので、何か、すみませんでした、とか言う文を丁寧に紙に書いて店員に渡した。
すぐに出来上がった刺繍ステッカーを紙袋に入れて貰い、女の子に渡そうとするのだが、すると、その紙袋が忽然となくなっている。
店の人に聞くと、いつもの場所に入れてある、と言う。
初めてなのでわからない、一体どこですか?、と尋ねると、右の引き出しの中だと。
戻って、引き出しを見ると確かに入っている。
紙袋を取り出して、件の女の子に渡す。
帰るために、皆で、またエレベータに乗った。少し、リニューアルしたのか、石造りではなくなっていて、ガラス張りの青いロープウェイのようなモダンな作りである。
また、横に突っ走って戻るのだろうか。