コンデンの夢日記

見た夢をひたすら思い出せるだけ記して行く

夢の話(63)電車の中でネイル

母親の実家に行く途中の風景。
母親も無くなってもう五十年になるし、その実家も既になく、かすかな記憶の中に風景が浮かぶだけ。
急な坂道が交差するあたりで、電車に乗って、どこかへ行こうとしている。
大勢乗っているが、車内はそれほど混んでいる訳でもなく、殆どの人が座席に座っている。
ふと、隣の女性が声をかけて来た。
女性と言っても、子供である。
制服を着ているので女子高生らしい。
「ネールをして差し上げたいんですけど?」
突然そんなことを言われても、ネールなどしたこともないし、見ず知らずの人からそんなオファーされても、不審人物じゃないのかな、、と躊躇していると、さらに、
「ネーリストになりたくて、練習したいんです」
そういうことか。なら、人助けだと思って、練習台になってやるか、と、ちょっと気が楽になって、いいよ、と返事をした。
すると、その、女子高生は、たくさんの、小瓶を取り出して、その中の薬剤やら、洗浄剤やらをチェックし出した。
そして、どれかの洗浄剤をたくさん手に取ると、自分の手に塗りだした。
白っぽい泡である。
ネールって爪にするものじゃないのか?と、ちょっといぶかしんだが、他人のやることだし、練習台になることを決めたのだから、好きにやらせてみようと、黙って見ていた。
一つ、の薬剤を塗り終わると、両手で、自分の手をしっかりマッサージし、また、次の薬剤、と言う風に、四つか五つの薬剤でマッサージを続けた。
結局、どうなるのかと思っていると、
「これで終わりです」 とのこと。
そしてちょうど、電車のビュッフェがオープンしたらしく、女子高生は立ちあがって、そっちへ何か食べに行ってしまった。
何だか、拍子抜けしてしまったが、無事に、練習台の役目も終わったことだし、さっさと立ち去るか、と思い、一旦は席を立ったのだが、、。
自分は、こういう時、ちゃんと挨拶をしないで別れてしまうのが、悪い癖だな、ちゃんと、「頑張ってね」とか、「良いネーリストになってね」とか、一言、声をかけてやろうと、自分もビュッフェの方に行ってみることにした。
すると、ちょうど、女子高生が戻って来るところで、目が合ったので、「頑張ってね」と言うと、練習台になっていただき、ありがとうございます、などいろいろ、礼を言われた。
いい気持になって、去って行くと、今度は、自分の生まれた家の近くに来ており、そこで一旦、電車を降りて乗り替える必要があるらしい。
もう、さっきの女子高生はおらず、自分は一旦降りて、この電車が次の終点駅で折り返して来たらまた乗れば良いのだな、とか考えている。

夢の話(62)揺れるバスの中で

バスの中で立って揺られている。走行中、他の誰かが座席から立ちあがると、バスの揺れでくるりんと回ってしまう。
それでも一応、みんな何とか、吊革につかまって耐えているらしい。
そんなことが何回かあったあと、自分のすぐ隣で立ちあがった人が、揺れてくるりと、自分の周りで回って転んでしまった。
自分が何かしたわけではないのだが、転んでひっくり返った御仁は、あなたの周りを回ったのだから、あなたにも責任があるとか何とか言っている。
それほど腹の立つ言い方でもないので、冷静に受け答えしていると、そばで座席に座っている別の乗客が、この人のせいじゃないですよ、と証言してくれた。
しかし、その証言が、一体、何を言っているのか分からず、お話にならない。
そうこうしているうちに、うやむやになって、自分も下車することになった。
降りたあと、去って行くバスに向かって手を振っている。

その後、すぐ前の横断歩道を渡って自宅に帰ろうとしているのだが、なぜか道路自体が高架である。
渡ろうとすると、右手から猛スピードでオープンカーが突っ込んで来て、停止した。
急ブレーキと言うわけでもないのだが、かなり恐怖を感じさせるような運転である。
運転席を見ると、若いような若くないような女性が一人座っている。
腹が立ってので、紙屑を丸めて顔にぶつけてやろうと、手でこねだしたのだが、やっぱりそういうことはいかん、と思い直して横断歩道を渡った。
目の前に赤茶色の大きな建物がある。家はもうすぐだ。

夢の話(61)乗り替えた電車が一両編成

鉄道でどこかに遊びに行こうとしている。途中で乗り替えて、港の駅に行くことになり、一旦下車。
ホームで待っていると、角の取れた、古そうな電車が一両編成でやって来た。
これに乗るのか?
ホーム上には大勢の人がいたが、殆ど、乗ろうとする気配はない。
電車とホームの間がなぜか大分広く、空いていて、必死になってデッキにしがみついた。
慣れた人々は、電車が動き出してからも飛び降りたり飛び乗ったりしている。
車内は明るく、そこそこの乗車率であるが、たった一両である。
もし自分が、長いホームの反対の端に居たら、どんなにダッシュしても間に合わないではないか。
 
そうこうしていると、後ろから、黒っぽい、長い編成の電車がやって来て、あっという間に追い抜いて行った。
もしかしたら、そちらに乗るべきだったのではないか、と後悔したりしている。
どこで降りようか、と思っているうちに、あっという間に降りてしまっている。
終点まで行けば、港があって、海までせり出した山々があって、登山電車に乗り替えられる、と言う情景だけが目に浮かぶ。
降りてしまったものは仕方がない、と、既に薄暗くなった道を歩き出した。
 
少し進むと、なぜかまた、駅が見えた。明かりが灯っている。
電車から降りたはずなのに、また別の駅である。
徒歩かバスで観光をしなければ、などと思いながら、駅の窓口で相談したりしている。
とりあえず少し歩いてみるか、と、相談の返事も聞かずに、どこへ向かうともなく、すたすた、歩き出した。
すると、一軒、居酒屋があって、看板が出ている。
看板をしばらく眺めて、ちらっと中を覗くと、カウンター席のこじんまりした店で、左端の席がちょうど一つだけ空いている。
なぜか、お腹は一杯なのだが、観光なのだから少しは飲まないと、などと考えて暖簾をくぐった。
隣の席もおじさんで、特に何か話すわけでもなく、とりあえず、熱燗を注文。
ホントは吟醸で熱燗、と言いたかったのだが、周りから、勿体ないとか、叱られそうで、ただの熱燗にした。
カウンターテーブルには、めいめいの席に、マットが敷かれ、壁にはいろいろな折り紙細工や布細工があって、よさげな雰囲気。
満腹ではあるのだが、何か、塩辛でも頼もうかな、と考えている。

夢の話(60)ピストルをぶっ放す

出張で北の方に出かけた際、事務所のテレビかなにかでニュースを聞いた。
自分が入っているプロジェクトのボス(女性)が酔っ払っておかしくなり、拳銃をぶっ放したらしい。
人に当たったのかどうかは不明だが、周りの人もとんでもないことを、、と心配そうな顔をしている。
事件当時のビデオが残されており、それを見ると、どうも、件のボス、眼が逝ってしまっている。
なにやら、「文句あっかー、うるせぇ」と言うような暴言を吐きながら、バン、バン、バンと、続けざまに十数発撃っている。
けが人が出たのかどうかは分からない。
 
エライことになりましたな、と、自分とスーさんとで話している。
これはプロジェクトもお取り潰しだろう。
誰かが代わりにボスになって、と言うわけにもいかないだろう。
それどころか、共同責任で縁座させられて、自分の立場や、個人のプロジェクトまで危うくなりそうだ。
「先ほどのビデオを見ると、かなり酩酊しているようなので、責任能力なしで逃げられませんかね。」
などと、いろいろ言っている。

そして、もう一度、ビデオを見返すと、映像内で、周りの取り巻きの若い女性たちが、「イケーイケー」 とそそのかしている風である。
ひどいことだ。こいつらの責任はないんだろうか。
 
しばらくして、また別の人に、結局、件のボス(女性)はどうなったか聞いてみると、当然、しょっ引かれている、とのことだったので、いくらプロジェクトがご破算にされたとは言え、差し入れでも持って面会に行かざるを得ませんな、などと思っている。
警察は、親戚でない人に面会をさせてくれるかな、と考えたり、差し入れは何がいいか、お菓子とかでいいのかな、何が好きだろう、などと真面目に考えている。

夢の話(59)真っ暗な中を母親の実家へ

母親の実家は、家から歩いて二十分くらいのところにあり、子供の頃は毎日のように、学校から帰ると遊びに行っていた。
大きな屋敷で、商売、といっても、炭屋から派生した燃料販売店を営んでいた。人も親戚も大勢いたので面白くて仕方がなかった。
その実家へ、夕方、バスで行こうとしている。街の中心部から出るバスに乗車、自宅に行くのとは違って、一本、隣の道を行くバスである。
どうらや、実家には誰も居らず、祖母に頼まれて留守番をしに行くらしい。

バスを降りると、辺りはもう、真っ暗で、街灯が薄暗く光っている。
降りたと同時に、何か服が脱げたような感じがすると思ったら、上半身が白いシャツ一枚になっている。
車内に置き忘れたか、と、一瞬、焦ったが、脱いだ記憶もないし、暖かいのでそのまま、ずんずん、歩いて行く。
バス停は実家の目の前にあるはずなのだが、なぜか、一つ前の停留所で降りたらしい。
特に心配もせず、横道を歩いている。
そして、少し歩き出した頃、バスが通り過ぎて行ってしまうと、街灯も消えてなくなり、辺りは真っ暗闇になってしまった。
荷物のデイバッグを確かめ、また、ポケットの財布も確認した。

鍵はあるだろうか、実家は閉まっていて誰もおらず、入れないのではないかと、不安になったが、なぜか鍵を、持っていることに気付いた。
実家の正面の引き戸は、全部ガラス戸で、脇の入り口の戸はいつも開いていたような気がする。
商家なのでそういう作りにしていたのだろうか。
 
車が通るたびに、光に照らし出されるのだが、轢かれてはたまらないので、腕を大きく振りながら歩いている。
実家の目の前まで来ると、もう一本、別の道、次の道が、昼間のように明るく見えていたりした。
向かい側の砂山の方へ行く道も明るく見えていた。

祖母が留守番をしてくれとか、なにか言っていたようなのだが思い出せない。
実家に無事に入れたかどうかもわからないが、建て替える前の古い家だったことは確かである。

夢の話(58)中学生のとき、女生徒に言われた悪口

どこかの部屋の中。自分の近くにパソコンがたくさん置いてある。相当古いものから最新のまでいろいろだ。
どのディスプレイがつながるか、一つ一つ、検討している。
コネクタもいろいろあるし、ケーブルだけ繋がっても正常に映らない場合もある。
古いPCだと、24ピンのアナログRGBですら挿さらないものもある。
また、手元には別にスイッチの部品もたくさん置いてあって、それも検討している。
どこかのメーカーの照光スイッチで、押すと光るやつだ。そのランプの電源をどうつなぐか、スイッチの種類でまるで違うので少し困っている。
AC100Vに直接つなぐのか、直流電圧を供給するのか、いろいろ調べている。
 
すると今度は昔のプリンタの漢字出力だ。当時のプリンタは、漢字のフォントを搭載しておらず、パソコン側からビットマップでデータを送っている場合があった。とても遅かったが、漢字が印刷できるのは嬉しかった。
パソコン側の漢字メモリ(漢字ROM)のアドレスを調べて、フォントの格納形式を、チェックしている。一つ一つ画面に表示させて確認しているのだ。
  
何だか、 何十年も前に実際に自分でやったことが夢に出ているようだ。
そうこうしていると、女子生徒がたくさん集まって来て、自分の悪口を言っている。
顔は見覚えがあって、中学校の同級生だ。
自分は勉強も出来たし、大して嫌われることはしていないと思うのだが、「ふざけ過ぎだ」とか「尊敬できない」とか言っている。
どうやら実際に悪口を言っているのは一人だけらしい。
確かにそんなことを言われた記憶もある。
中学生だった当時は、ちょっと反省もしたものだが、年を取ってくると、腹が立つだけである。
 
あたりで良い匂いがしてくると思ったら、大量の玉ねぎを刻んで、スープにするために炒めている。
ちょうどよい加減に茶色くなって来ている。美味そうなオニオンコンソメも出来てきた。

夢の話(57)石造りのエレベータ

どこかの古いビルで、エレベータに乗って地下へ行こうとしている。地下へ行く人は殆どいないのであるが、ドアが閉まる直前に、誰か二人、乗って来た。
どうせ上へ行く人たちなのだろうと、開のボタンも押さずにいたが、無理に乗って来た。逆方向の地下に行くので、どう反応するのか見ていると、「何だ下行きかよ」と言うような文句など言わず、そのまま地下で降りた。

エレベータの壁は石造りの遺跡みたいである。地下に着くと行先ボタンが突然、変わっている。ボタンの数が減っていて特定の階にしか行けない。
これから再度、上の階に行きたいのだが、ボタンがない。後から乗り込んで来た二人組も困っている。
とりあえず、適当に押すと、エレベータは横方向へ猛然と動き出した。水平方向へ突然、動き出すエレベータは、昔見た夢そのものだ。
ただ、昔の夢のように空中を走るのではなく、何か、レールの上を新しい鉄道システムのごとく、滑っている。途中で適当に折れたりしてそのたびに大きな加速度を感じた。
しばらく行くと、どこか終点で止まった。華やかな、古い、町である。遊園地のようなところで、お店がたくさんある。
一旦降りることにする。
ふと見ると、知らない女の子がびくびくしながら付いてくる。いつの間に乗ったのだろう。
迷惑をかけてしまったようなので、本部-何の本部なのか全く分からないがーに連絡して支持を仰ぐと、お詫びになにか土産を買ってやれ、とのこと。
お店で、何か刺繡のステッカーを買ってやる。好きな文字を入れられるというので、何か、すみませんでした、とか言う文を丁寧に紙に書いて店員に渡した。
すぐに出来上がった刺繍ステッカーを紙袋に入れて貰い、女の子に渡そうとするのだが、すると、その紙袋が忽然となくなっている。
店の人に聞くと、いつもの場所に入れてある、と言う。
初めてなのでわからない、一体どこですか?、と尋ねると、右の引き出しの中だと。
戻って、引き出しを見ると確かに入っている。
紙袋を取り出して、件の女の子に渡す。
帰るために、皆で、またエレベータに乗った。少し、リニューアルしたのか、石造りではなくなっていて、ガラス張りの青いロープウェイのようなモダンな作りである。
また、横に突っ走って戻るのだろうか。