コンデンの夢日記

見た夢をひたすら思い出せるだけ記して行く

夢の話(49)旅館で入浴用のタオルがない

仕事場の誰かが何かの賞を貰ったので、そのお祝いに旅館で宴会をしている。ふと見ると他の誰かも受賞しており、何も貰ってないのは、自分ともう一人だけである。そんなこともあるさと、気を取り直して風呂にでも入ろうと大浴場へ行こうとするが、旅館でくれるタオルセットがない。どこかに置いてあるか探そうとするも、部屋一面、床もなげしのハンガーも、参加者の荷物で覆い尽くされ、未使用のタオルなど見当たらない。しばらくうろうろしたあげく、おかみさんらしい人にもう1セットくれないかと、お願いすると、ちゃんと人数分配ったから、探してみて、と、けんもほろろ

またウロウロと、他の人の荷物をひっくり返したりして、辺りを探しだした。ふと、三階に自分の旅行バッグを置いてあって、そこにバスタオルも入れて、持って来ているからそれを使おうか、あんまりまごまごしてると、風呂も混んでくるし、などと考えている。

そうしようと決めて三階へ向かう途中、年取った数人のお婆さんたちに出くわした。みなさん醜悪な老婆であるが、一応、従業員らしい。もしかしたら、と丁寧に頼んでみると、「どれ、私が行って一緒に探してやるから」、と気さくな返事をしてくれたが、新しいタオルセットをくれる気配はなく、もちろん、よぼよぼの年寄りと探したところで見つかる気配もない。仕方なく一緒に探している最中に、今度は爺の従業員に呼び止められた。東北弁の訛りで何を言っているのか、あまり聞き取れない。あっちの食堂の方に酒瓶があるから持って来て飲んでいよと言っているらしい。自分が凹んでいるから、新しい酒をくれるのだろうか、ありがたい。

食堂の方へ行って見ると果たして、別のグループの宴会の後で、飲み残しの焼酎の角瓶がテーブルに置いてある。それをコッソリ持って来て飲んでいいぞということらしいのだ。しかし、さっきのおかみさんらしき人がせわしなくあたりを行ったり来たりして片づけをしている。自分は素知らぬ風をして行ったり来たりウロウロして、怪しまれないかな、と物陰に隠れたりもしている。ついに女将さんが見えなくなったので、その酒瓶を、いつも自分が持ち歩いている白い買い物袋にサッと突っ込んだ。

そしてなにくわぬ顔で戻って来ると、誰かに良い酒をゲットしたな、えらいえらい、と褒められている。一瞬、酒瓶をその場に出して浴場に行こうとしたが、上がって来る間に全部飲まれてしまうな、と、そのまま持って行くことにした。でも酒が温まってしまわないかなと、心配したりしている。